鍼灸について

鍼治療と灸治療とがあります。

鍼は豪鍼という髪の毛ほどの細さの金属鍼を用いて、治療する方法です。 もちろん、九鍼といって、道具としての鍼の種類もたくさんあるのですが、主になる治療には豪鍼を使います。

なぜ鍼が効くのか、という質問をされる方は多いです。

そして、大学などの一部の研究機関では、少しづつ解明はされていいっています。 しかしまだまだわからないことが多いです。 人体の神秘が、現代科学によって、明らかにされていってもわからないことの方が多いように、鍼がなぜ効くかについて、すべてを解明できるわけではないのです。
しかし、薬がなぜ効くかについても、わからないことの方が多いです。
ある薬がある受容体と結合して、人体のある臓器の変化を起こし、・・などと説明はされますが、大抵はそのような機序は、ごく一部の機序であって、すべてではありません。 またなぜそのような機序が働くかについては不明だし、説明された機序が間違いであることさへ考えておかねばなりません。
 また、ある種の薬に対する感受性が非常に個性的なように、鍼に対する感受性も非常に個性的です。これを理解するのに、私はずいぶん時間がかかりました。

 鍼治療は「痛み」によく用いられます。  「痛み」の発生機序も、ずいぶんわかってきてはいます。  しかし、患者さんが「痛い」と言った意味を本当に理解するの難しいです。「痛み」の程度や種類、その性質は言葉にならないものです。鍼が奏効することがあります。

 最近の中国考古学方面の情報によると、馬王堆漢墓より出土した文物から、灸に関する文献が見つかり、灸治療は鍼治療よりも早くから行われていたことが伺えます。
一般に鍼と灸はいっしょに勉強します。考えかたが、経絡と言う同じ概念の上で成り立つからです。ま、時代が同じだったからでしょうが。
 鍼については最近、見直され始めてはいます(特に最近の米国国立衛星研究所の声明が参考になるでしょうか)
が、灸については、理解が不足しています。徳島では鍼灸師会で、灸普及活動が活発に行われ始めました。

社団法人徳島県鍼灸師会