渦潮や、笑ってお灸、幾千年

松尾芭蕉も旅立つ前に足の三里に灸をしたことが、奥の細道に書かれているのは有名ですが、四国八十八カ所の巡礼を無事完了させるのを祈って、気持ち良いお灸を、一度経験されてはいかがでしょうか。


お灸の話

「お灸」あるいは「やいと」というと皆さんはどのようなイメージをもっていらっしゃるのでしょうか。 ずっと昔、じいちゃんが家でやってた民間の治療法、あるいは、懲らしめのために使われる方法。こんなところでしょうか。
灸は数千年まえより、中国などで使用されてきた、伝統医学療法であり、漢方医学の一つなのです。
日本においても、仏教の伝来とともに普及し、特に江戸時代までは庶民の健康に一役かってきたものです。
懲らしめに使用するのは間違いです。
明治時代になり、西欧文明が急速に日本に入ってきました。
それとともに、漢方療法の一つである灸治療は一時消滅しかけましたが、灸愛好家は消えませんでした。
それだけ、灸の効果があるからです。 現在では「きゅう師」というのが法的にも存在し、熱心に伝統医療を守っています。
また、科学的にも灸の効果が証明され始めています。
また、今日の高齢社会における医療費の増大を食い止める方法としても注目されています。
それは灸が治療として利用価値があるのみならず、予防医学の一翼をになう価値があるものだからです。

お灸の話 2

昔からお灸は、病気の治療・予防・または健康法として広く愛され、生活の中で行われてきました。
皆さん思い出してください、少し前は家族の中、または御近所にお灸の上手なおばあさんがいませんでしたか。
とくに医学的な勉強をしたわけでもなく、それでも子供の疳虫や肩凝りなど、よくお灸で治していましたね。
この頃は核家族化も進み、医学の発達もあり、お灸の心得のある方もずいぶん少なくなりました。
手軽でお金もかからず、効果もあるお灸をもう一度見直して見ませんか。

* ではなぜお灸は効くのでしょうか。

・ 経穴(つぼ)や経絡(つぼの流れ)に温熱刺激を与えて、身体の変調を治します。
・ 免疫系に活力を与え、病気に対する抵抗力が増します。
・ お灸によってできる小火傷が体内にヒストトキシンという物質(火傷毒素)を生じこれが身体によい影響を与えます。

* 次にお灸をすえるときの注意点です。

・ お灸をすえようとしている患部が熱をもっているときや腫れているときにはやめましょう。
・ 化膿性の疾患の方はもぐさを最後まで燃やさず8分ぐらいで取りましょう。
・ 灸痕が大きくなり過ぎないようにしましょう。
・ お灸をすえて1時間はお風呂はひかえてください。また患部を強くこすらないでください。
・ 頚や肩背部にたくさんすえると火邪により、のぼせ、動悸、血圧上昇する事がありますので、すえすぎないようにしましょう。

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